TOPへ

寝ても寝ても仕事中・運転中など眠い

寝ても寝ても仕事中や運転中
眠くなるのは病気のサイン?

寝ても寝ても仕事中や運転中眠くなるのは病気のサイン?十分に睡眠をとったつもりでも、日中に強い眠気に襲われることは、単なる睡眠不足とは異なる病気のサインである可能性があります。このような症状の背景には、睡眠時無呼吸症候群などの疾患が隠れていることも少なくありません。
夜間の睡眠の質が著しく低下し深い眠りが得られないため、昼間に異常な眠気を感じるようになり、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があるため、早めの受診をおすすめします。

日中の強い眠気・眠気の
セルフチェック

日中の眠気の程度や頻度を客観的に評価することで、睡眠障害の可能性を判断できます。
以下の症状に当てはまるものがあるかチェックしてみましょう。

日中の強い眠気・眠気のセルフチェック
  • 会議や講演会など、座って話を聞いている時に眠くなることが頻繁にある
  • テレビを見ている時や読書をしている時に、意識しないうちにうとうとしてしまう
  • 運転中に強い眠気を感じ、居眠りをしそうになる

これらに当てはまる場合、睡眠時無呼吸症候群などが疑われるため詳しい検査が必要です。

寝ても寝ても仕事中・運転中
などに眠い原因と
考えられる病気

睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に呼吸が一時的に停止したり浅くなったりする疾患で、日中の強い眠気の代表的な原因です。睡眠中の無呼吸により酸素不足が生じ、脳が頻繁に覚醒するため深い睡眠が得られず、昼間に耐え難い眠気を感じます。肥満や首周りの脂肪蓄積、顎の形態などが発症に関与し、いびきを伴うことが特徴的です。

詳しくはこちらへ

ナルコレプシー

脳の睡眠覚醒を調節する機能に異常が生じる疾患で、突然の強い眠気発作が特徴です。十分な睡眠をとっていても、日中に抗いがたい眠気に襲われ、短時間の居眠りをしてしまいます。

その他の睡眠障害

不眠症や概日リズム睡眠障害なども日中の眠気の原因となります。また、抗ヒスタミン薬や抗うつ薬などの薬物の副作用、甲状腺機能低下症や糖尿病などの内分泌疾患、うつ病などの精神疾患も眠気を引き起こすことがあります。

日中の眠気の検査方法

日中の眠気の原因を特定するためには、段階的な検査が必要です。問診をはじめとする症状の確認をし、睡眠障害が疑われる場合は専門的な睡眠検査を実施して、正確な診断と適切な治療方針の決定を行います。

問診や症状の観察

まず詳しい問診により、睡眠時間、睡眠習慣、いびきの有無、日中の眠気の程度などを確認します。エプワース眠気尺度を用いた客観的な眠気の評価も重要で、睡眠障害の可能性を判断する指標となります。

睡眠検査

睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、まず簡易睡眠検査(アプノモニター)を自宅で実施します。この検査では、睡眠中の呼吸状態と血中酸素濃度を測定し、無呼吸や低呼吸の回数を調べます。検査結果によってはより精密な検査を受ける必要があります。

仕事中・運転中などの
日中の眠気をなくす方法

日中の眠気を改善するためには、原因に応じた適切な対処法を実践することが大切です。

自宅でできる眠気対策

生活習慣の見直しは、日中の眠気の軽減に効果的です。以下のポイントを意識して、睡眠の質を高めましょう。

自宅でできる眠気対策
  • 規則正しい睡眠習慣を確立し、十分な睡眠時間の確保を心がける
  • カフェインやアルコールの摂取を控え、就寝前のスマートフォンの使用やテレビの視聴を避ける
  • 適度な運動習慣と体重管理により、睡眠の質を向上させる

医療機関での治療方法

生活習慣を見直しても日中の強い眠気が改善しない場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)や過眠症などの病気が原因となっている可能性があります。特に日中の眠気と合わせて、いびきがひどい方、朝すっきり起きられない方、夜中に何度も目が覚めるなどの症状がある方は注意が必要です。
検査結果より睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)やマウスピース治療などの専門的な治療をご案内させていただきます。

仕事中・運転中など日中の眠気は当院までご相談ください

日中の強い眠気は、単なる疲労と見過ごされがちですが、睡眠障害や呼吸器疾患、心疾患などのサインであることも少なくありません。
また、QOL(生活の質)を著しく低下させるだけでなく、重大な事故につながる可能性のある深刻な症状です。特に運転中の眠気は、本人だけでなく多くの人を巻き込む交通事故の原因となるため、早急な対応が必要です。
大阪市西区の堀江にのみや内科クリニックでは、患者さまの症状やライフスタイルに応じて必要な検査・治療をご提案いたします。
「最近、寝ても寝ても日中眠くなってしまう」「仕事中・運転中にも眠くなる」「寝ても疲れが取れない」――
そんな症状がある方は、お一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。当院では、内科・呼吸器内科の視点から、安心と信頼の医療をご提供いたします。