- 喉は痛くないのに違和感がある原因
- 喉は痛くないのに
声が枯れる・かすれる原因 - のどの違和感や・声のかすれから
疑われる病気 - 喉の違和感・声のかすれの症状
セルフチェック - 喉の違和感・声のかすれがある時の
検査・治療 - のどの違和感・声のかすれは
何科に行けばいい?
喉は痛くないのに
違和感がある原因
喉の違和感は、痛みを伴わない症状として多くの患者さまが経験される症状の一つです。この違和感は、喉に何かが引っかかっているような感覚や、異物感として現れることが多く、日常生活に支障をきたすことがあります。
ストレスや疲労による自律神経の乱れ、胃酸の逆流、アレルギー反応、慢性的な炎症などが主な要因として考えられます。また、空気の乾燥や口呼吸による喉の乾燥も、違和感を引き起こす重要な要因です。
のどに違和感があるとはどんな状態?
のどの違和感を訴える患者さまが感じる症状には、以下のようなものがあります。
- 何かが喉に引っかかっているような感覚や、飲み込みにくさを感じる
- 喉の奥に異物があるような感覚や、圧迫感を覚える
- 唾液や食べ物を飲み込む際に、通常とは異なる感覚を覚える
喉は痛くないのに声が枯れる・かすれる原因
声の枯れやかすれは、声帯やその周辺組織に何らかの変化が生じることで起こります。痛みを伴わない声の変化は、声帯の軽微な炎症や浮腫、声帯の過度な使用による疲労などが原因となることが多いです。
また、風邪などの感染症の後遺症として声帯に軽い炎症が残っている場合や、胃酸の逆流によって声帯が刺激を受けている場合も、声の枯れやかすれの原因となります。
のどの違和感や・声のかすれ
から疑われる病気
のどの違和感から考えられる病気
咽頭炎・喉頭炎
喉の炎症による違和感で、軽微な炎症の場合は痛みを伴わないことがあります。ウイルスや細菌感染、アレルギー反応などが原因となり、喉の腫れや異物感を引き起こします。
逆流性食道炎
胃酸が食道や喉まで逆流することで起こる炎症です。就寝時や食後に症状が悪化しやすく、喉の違和感とともに胸やけや酸っぱいげっぷを伴うことがあります。
アレルギー性咽頭炎
花粉やハウスダスト、食べ物などのアレルギー反応によって喉に炎症が起こる状態です。季節性のものや通年性のものがあり、他のアレルギー症状を伴うことが多いです。
咽頭神経症
ストレスや疲労により自律神経が乱れることで起こる症状です。実際に喉に異常がないにも関わらず、違和感や異物感を感じるのが特徴です。
声の枯れ・かすれから考えられる病気
声帯炎
声帯の炎症によって声が枯れる状態です。風邪などの感染症の後や、声の使いすぎによって起こることが多く、適切な休息と治療により改善が期待できます。
声帯ポリープ・声帯結節
声帯に良性の腫瘤ができる病気で、声の使いすぎや不適切な発声方法が原因となることが多いです。
声帯麻痺
声帯を動かす神経に障害が起こることで、声帯の動きが悪くなる状態です。手術の合併症や神経系の疾患などが原因となることがあります。
機能性発声障害
器質的な異常がないにも関わらず、声の出し方に問題がある状態です。ストレスや心理的な要因、不適切な発声習慣などが影響していることが多いです。
喉の違和感・声のかすれの症状セルフチェック
「喉は痛くないけど違和感がある」「声が出しづらい」「かすれているけれど、風邪ではない気がする」などの症状でお悩みの方ではないですか? 症状の組み合わせや持続期間によっては、病院の受診が必要となることがあります。気になる症状やお悩みがございましたら、お気軽に当院までご相談ください。
喉の違和感チェックリスト
- つばを飲み込むと、喉に引っかかる感じがある
- 喉に何か詰まっているような異物感がある
- 喉の奥がイガイガ・ヒリヒリするが、痛みはない
- 喉が乾燥していて不快感がある
- 咳払いをしても、喉の違和感が取れない
声の枯れ・かすれチェックリスト
- 話すとすぐに声がかすれてしまう
- 声が以前よりも出にくい、または通らない
- 大きな声を出すのがつらい
- 長時間話すと、喉が疲れる
- 声が変わったと言われることがある
速やかに受診すべき症状
以下のような状態が続いている場合は、できるだけ速やかに病院での検査をおすすめします。
- 症状が2週間以上続いている
- 声の変化が急に起こった
- 嚥下(飲み込み)時に痛みや違和感がある
- 声のかすれに加え、呼吸が苦しいと感じる
- 血痰や体重減少などの症状も見られる
喉の違和感・声のかすれが
ある時の検査・治療
喉の違和感や声のかすれがある場合、必要に応じて喉頭鏡や内視鏡検査によって喉や声帯の状態を詳しく観察します。必要に応じて、炎症の程度やアレルギーの有無を調べるために、血液検査を行うこともあります。
治療については、原因に応じた適切治療をご案内します。感染症による炎症の場合は抗菌薬や抗炎症薬を用い炎症を沈めます。また、アレルギーが原因の場合は抗アレルギー薬の服用が有効です。当院では、丁寧に診察を行い、患者さま一人ひとりの症状と生活背景に合わせた治療法をご提案いたします。
「いつもと声が違う」「喉に違和感が続く」といったお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
のどの違和感・声のかすれは
何科に行けばいい?
内科
喉の違和感や声のかすれの多くは、内科での初期対応が可能な場合も多いです。特に風邪や感染症などの後遺症・アレルギー性の症状については、当院で診断から治療まで行います。
耳鼻咽喉科
声帯ポリープや声帯麻痺など、専門的な検査や治療が必要な場合は、耳鼻咽喉科への紹介を行います。特に声の変化が長期間続いている場合や症状が進行している場合は、専門医による詳しい検査が必要です。
消化器内科
逆流性食道炎が疑われる場合や胃腸の症状を伴う場合は、消化器内科での精密検査が必要になることがあります。
心療内科
ストレスや心理的な要因が大きく関与している場合は、心療内科での治療が効果的なことがあります。症状の背景にある心理的な問題についても、総合的なサポートが行われます。