TOPへ

のどの掻痒感(チクチク・イガイガ・ムズムズ)

のどの掻痒感(チクチク・
イガイガ・ムズムズ)で
お悩みの方へ

のどの掻痒感(チクチク・イガイガ・ムズムズ)でお悩みの方へのどのかゆみやイガイガ感、ムズムズといった掻痒感は、多くの患者さまが経験される症状です。これらの症状は、アレルギー性の疾患が原因となることが多く、花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルギーの原因物質(アレルゲン)が喉の粘膜に付着することで炎症が起こり、特有の不快感が生じます。
また、風邪や感染症の後遺症、逆流性食道炎、乾燥などの環境要因も、のどの掻痒感を引き起こす要因となります。これらの症状は日常生活に支障をきたすことが多く、適切な診断と治療により改善が期待できます。

このようなつらいのどの症状はありませんか?

のどの掻痒感を訴える患者さまに見られる代表的な症状には、以下のようなものがあります。

  • のどがチクチクと刺すような感覚
  • のどの違和感が治らない
  • のどの奥がイガイガする
  • 何かのどに引っかかっているような不快感がある
  • のどがムズムズして、咳払いをしたくなるような刺激感を感じる

注意が必要な症状

以下のような症状がある場合は、早めの受診を検討してください。

注意が必要な症状
  • 長引く咳や痰を伴う
  • 声のかすれや喉の痛みが続く
  • 発熱や全身の倦怠感を伴う
  • のどの違和感とともに「飲み込みにくさ」がある
  • 1〜2週間以上、症状が改善しない

のどがチクチク・ムズムズ・
イガイガする原因

鼻やのどが原因の場合

のどの掻痒感の原因として、鼻や喉の疾患が関与することが多くあります。

アレルギー性鼻炎・花粉症

花粉やハウスダスト、ダニなどのアレルギー物質が鼻腔や喉の粘膜に付着することで、アレルギー反応が起こります。この反応により喉の粘膜に炎症が生じ、掻痒感やムズムズ感が現れます。

詳しくはこちらへ

後鼻漏

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎により分泌された鼻水が、喉の奥に流れ込む状態です。この鼻水が喉の粘膜を刺激し、継続的な違和感やかゆみを引き起こします。

喉頭アレルギー

アレルギー反応が直接喉頭部で起こる状態で、喉のかゆみやイガイガ感、チクチクした痛みを感じます。花粉症の患者さまの一定の割合でこのような喉の症状が出る傾向があります。

慢性咽頭炎・喉頭炎

喫煙や飲酒、アレルギー、胃酸の逆流などにより、喉の炎症が慢性化した状態です。声のかすれ、喉の違和感、軽い痛みなどが持続し、日常的な不快感を伴います。

腫瘍が原因の場合

のどの掻痒感の背景に、腫瘍性の病変が隠れていることがあります。

良性ポリープ

声帯や喉頭部に発生する良性の腫瘤で、声の使いすぎや不適切な発声方法が原因となることが多いです。初期には軽い違和感や掻痒感として現れることがあり、進行すると声の変化を伴います。

咽頭・喉頭の良性腫瘍

喉の粘膜に発生する良性の腫瘍で、大きさや発生部位によりさまざまな症状を引き起こします。初期症状として軽い掻痒感や異物感を感じることがあり、定期的な検査による早期発見が重要です。

悪性腫瘍

喉頭癌や咽頭癌などの悪性腫瘍も、初期には軽い違和感として現れることがあります。継続的な症状や他の症状を伴う場合は、専門医による詳しい検査が必要です。

その他の原因の場合

逆流性食道炎や生活習慣が要因となって、のどの掻痒感が出現する場合もあります。

逆流性食道炎

胃酸が食道や喉まで逆流することで起こる炎症です。胃酸による喉の粘膜の刺激により、掻痒感やイガイガ感が生じます。就寝時や食後に悪化しやすいことが多いです。

環境要因・生活習慣

空気の乾燥、タバコの煙、化学物質、口呼吸などの環境要因や生活習慣も、喉の掻痒感の原因となります。特に乾燥した環境では喉の粘膜が敏感になり、わずかな刺激でも症状が現れやすくなります。

のどの掻痒感の診断と治療方法

のどの掻痒感がある場合、まず問診や症状の診察を行います。その後アレルギーが疑われる場合は、血液検査やアレルギー検査を実施し、原因となるアレルギー物質を特定します。必要に応じて、喉頭鏡や内視鏡検査により喉の状態を直接観察し、炎症の程度や腫瘍の有無を確認します。また、胃酸の逆流が疑われる場合など精密検査が必要な場合は、専門医療機関と連携し、適切な検査・治療をご提供します。
治療については、アレルギーが原因の場合は抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を使用し、炎症が強い場合はステロイド薬も使用します。逆流性食道炎には胃酸抑制薬が効果的で、生活習慣の改善も重要な治療の一環となります。
「のどがチクチク・イガイガ・ムズムズする」「喉に違和感が取れない」といったお悩みがございましたら、お気軽に当院までご相談ください。

のどのチクチク・イガイガ・
ムズムズが治らない…
自分でできる対処法とは?

のどの掻痒感が続く場合、うがいや保湿による喉のケアや環境整備など、日常生活の中で実践できる対処法を組み合わせることで症状の軽減が期待できます。

うがいと保湿の実施

うがい薬を用いたうがいは、喉の粘膜を清潔に保ち、炎症を和らげる効果があります。また、室内の湿度を適切に保つことで喉の乾燥を防ぎ、症状の改善が期待できます。

生活環境の改善

アレルギー物質を避けるため、こまめな掃除や空気清浄機の使用、花粉の多い時期のマスク着用などが効果的です。

適切な発声と喉の休息

声の使いすぎを避け、適切な発声方法を心がけることで、喉への負担を軽減できます。特に職業上声を多く使う方は、定期的な休息と喉のケアが重要です。

ストレス管理

ストレスは免疫機能に影響し、アレルギー症状を悪化させることがあります。適度な運動や十分な睡眠、リラクゼーション法などでストレス管理を行うことが症状の改善に寄与します。

のどのイガイガなど掻痒感を
和らげる飲み物とは?

のどのイガイガなど掻痒感を和らげる飲み物とは?のどの掻痒感を和らげる飲み物として、温かい飲み物が効果的です。はちみつ入りの温かいお茶は、はちみつの抗炎症作用と温かさによる血流改善により、喉の不快感を軽減します。 しょうが茶は、しょうがの抗炎症作用により喉の炎症を和らげる効果が期待できます。また、カモミールティーやルイボスティーなどのハーブティーは、リラックス効果とともに喉の炎症を鎮める作用があります。